あわてない、あわてない・・・
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9 自律的学習者を育てるのはどっち?
× spoon feeding
・ていねい過ぎる指導
・おせっかいな指導
・教師が仕切ってしまう指導
○ learning by doing
・自らが必要感を感じる指導
・成すことで学ばせる指導
10 自律のために「型」を教える
・understand(意味の理解)で終わらない。
「問題発見」「気づき」「思考」のプロセスを
経て、comprehend(内容理解や概念形成)のレ
ベルまで高める。
・教師が説明して覚えさせるのではなく、「型」
や「拠り所」を示す。
よいモデルから、自分でそれを見つけ「自学」で
きるようにする。
・毎時間、最初の5分を「帯学習」として、ペア
でトレーニングを徹底させる。
11 「型」に必要な3つの指導
どの学校にも教育目標、本年度の重点目標があり
ます。
しかし、残念ながら、あまりそれが意識されてい
ないようです。
何ごとも、シンプルにすることが大切です。
それは・・・
★「感動」が生まれる学校づくり
★「あこがれ」をつくる学校づくり
★「誇り」が育つ学校づくり
それを可能にする教師の仕事は・・・
①teaching
できるようになるまで徹底する。教える!
②coachig
実態を知り、自律できるように自ら気づかせる
③mentoring
タイミングを見計らい、よいモデルやどう直せ
ばよいか考えさせるモデルを意図的に示す
12 「型」の最後は「生活の論理」につなげること
★「生活の論理」
子どもたちが、眼を輝かせるのは、日常生活や既習事
項とつながったとき、つまり、「気づき」が生まれた
とき、「分かったとき(知らないことと知っているこ
とが自分で分けられたとき)に、思わず「あ、それ知
ってる!」「へぇーっ、そうなんだ」とつぶやく。
★「教科の論理」
教師は知識を教えなければならないと考える。説明を
する。正解を求める授業を展開する。このような「教科」
一辺倒の授業は窮屈で、閉塞感が生まれやすい。
受け身の(与えられる)授業では、身を乗り出して聞こ
うとする生徒は育たない。
★要は、いつどこで「生活の論理」につなげて「気づか
せる」かということ。
13 「基礎・基本」とは、自分がずっと覚えていること
-型を身に付ける「帯学習」-
「帯学習」とは、毎時間、授業の最初の5分~10分
行う活動。
ねらいは、「4技能」を習熟させること。
ポイントは、系統性を入念に考えて、活動に変化
(ギヤチェンジ)を加えていくこと。
「あまりに多くのことを教えるなかれ、
ただし、大切なことはできるまで徹底すべし」
ホワイト・ヘッド(英国の社会学者)
14 「まなび方」を教える
「知識」は教えても、肝心の「まなび方」を教えている
でしょうか?
1匹の魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教えれば、
自立できます。
★「まなび方」とは、
「知る」ことではなく、「学び取る」こと
「存在」することではなく、「到達する」こと
「所有」することではなく、「獲得する」こと
ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス
(数学者・天文学者)
15 AとBのどっちを目ざすのか?
教師 生徒
A 知識を 教える 教えられる
spoon feeding → → → → → → → →
B まなび方を 教える 学ぶ
(卵の外から) 啄 → ← 啐(卵の中から)
・「学ぶ」のは、「本」、「人」、「経験」から
・「学びたい」のは、「必要感(知りたい、使いたい、
できるようになりたい)」があるから。
<補足 はじまり(安達)>
卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出ようとする時、卵の
殻を内側から雛がコツコツとつつくことを「啐」といいます。
ちょうどその時、親鳥も外から殻をつつく。
親や師は、そっと「啄」によって殻を破る手助けをしてあげなけ
ればならないのです。
<補足 おわり(安達)>
外発的動機付け(テスト、賞罰など)だけでは、長続き
しない。
16 学力の公式から学ぶこと
学力=4つの要素が必要
1「素質」
2「やる気」
3「環境(学校・家庭)=人」
4「素直さ」
「環境」と「素直さ」が自律的学習者を育てる大きな
要素となる。
17 指導者の仕事とは?
「素直さ」を引き出すのは、「説得」ではなく、「納得」
教師は・・・
1 考える「場面」と「時間」を与える
2 何のためなのか、「目的」を最初に伝える
3 指導者が「何を求めているか」を知らせる
4 「自主性」を重んじる(自己決定させる)
5 相手を「適切に評価」する
18 「負荷」をかけること
(1)時間を大ざっぱに与えず、やや短めに設定して
「延長請求権」を与える。「じゃ、あと2分」で、気
持ちをシフトできる。
(2)ペア学習において、「ぺアでチャレンジ(テスト
の合計点数)」を設定し、自己申告させる。
ペアで学習計画表を作り、それに基づいて進める。
(3)複数の内容(ゴールは同じ)から(自己決定)
できるようにして「自己責任」を持たせる。
19 自律的学習者を育てるコツは、「創造的な活動」
「自己決定の場面」を仕組むこと
(1)創造的な活動は、「自己責任」(自分が理解でき
ないと作れない状況)と「学ぶ必然性」が生まれやすい。
(2)創造的な活動は、一人一人の「こだわり」を生み
やすい。
(3)創造的な活動は、できるようになってくると、取
り組んでいて「楽しい」と感じるようになる。
(分かる授業で終わらずに、必ず「できる」状態にまで
高めるのがコツ)
(4)創造的な活動では、よいモデルから自然に「模倣」
する。
20 目的と目標は違う!
目的(何のために)からスタートすると、want(したい!)
が生まれ、、「夢」や「希望」を持つようになります。
一方、目標(マニフェストや終わらせること)からスタート
すると、must(強いる教育)が生まれます。すると、させら
れているいう考えや閉塞感しか出てきません。
教師が、ていねいに教材研究を行い、(テキストを読み込み)、
これで驚かせたい!」「これで考えさせたい!」といった
こだわりが生まれると、授業デザイン(布石、ゆさぶり、
落としどころ)が見えてくるようになります。
教科書という素材を「教材」に変身させることができるよ
うになります。そのとき、「授業」が変わります。
みるみる教職員の意識が、そして、「学校」が変わってい
きます。
講演は以上でした。
お疲れ様でした。
平成24年度は、すぐ、そこに迫りました。
船出の準備をしておきましょう!
まずは、新しい教科書とにらめっこ。
ただし、意気込みすぎると、頭と心がオーバーヒートします。
早めに、そして、少しずつ・・・。
中英研の会員同士で情報交換・資料交換すると、よりカラフル
でおいしい授業になります。
中英研チームで船出しましょう!!

× spoon feeding
・ていねい過ぎる指導
・おせっかいな指導
・教師が仕切ってしまう指導
○ learning by doing
・自らが必要感を感じる指導
・成すことで学ばせる指導
10 自律のために「型」を教える
・understand(意味の理解)で終わらない。
「問題発見」「気づき」「思考」のプロセスを
経て、comprehend(内容理解や概念形成)のレ
ベルまで高める。
・教師が説明して覚えさせるのではなく、「型」
や「拠り所」を示す。
よいモデルから、自分でそれを見つけ「自学」で
きるようにする。
・毎時間、最初の5分を「帯学習」として、ペア
でトレーニングを徹底させる。
11 「型」に必要な3つの指導
どの学校にも教育目標、本年度の重点目標があり
ます。
しかし、残念ながら、あまりそれが意識されてい
ないようです。
何ごとも、シンプルにすることが大切です。
それは・・・
★「感動」が生まれる学校づくり
★「あこがれ」をつくる学校づくり
★「誇り」が育つ学校づくり
それを可能にする教師の仕事は・・・
①teaching
できるようになるまで徹底する。教える!
②coachig
実態を知り、自律できるように自ら気づかせる
③mentoring
タイミングを見計らい、よいモデルやどう直せ
ばよいか考えさせるモデルを意図的に示す
12 「型」の最後は「生活の論理」につなげること
★「生活の論理」
子どもたちが、眼を輝かせるのは、日常生活や既習事
項とつながったとき、つまり、「気づき」が生まれた
とき、「分かったとき(知らないことと知っているこ
とが自分で分けられたとき)に、思わず「あ、それ知
ってる!」「へぇーっ、そうなんだ」とつぶやく。
★「教科の論理」
教師は知識を教えなければならないと考える。説明を
する。正解を求める授業を展開する。このような「教科」
一辺倒の授業は窮屈で、閉塞感が生まれやすい。
受け身の(与えられる)授業では、身を乗り出して聞こ
うとする生徒は育たない。
★要は、いつどこで「生活の論理」につなげて「気づか
せる」かということ。
13 「基礎・基本」とは、自分がずっと覚えていること
-型を身に付ける「帯学習」-
「帯学習」とは、毎時間、授業の最初の5分~10分
行う活動。
ねらいは、「4技能」を習熟させること。
ポイントは、系統性を入念に考えて、活動に変化
(ギヤチェンジ)を加えていくこと。
「あまりに多くのことを教えるなかれ、
ただし、大切なことはできるまで徹底すべし」
ホワイト・ヘッド(英国の社会学者)
14 「まなび方」を教える
「知識」は教えても、肝心の「まなび方」を教えている
でしょうか?
1匹の魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教えれば、
自立できます。
★「まなび方」とは、
「知る」ことではなく、「学び取る」こと
「存在」することではなく、「到達する」こと
「所有」することではなく、「獲得する」こと
ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス
(数学者・天文学者)
15 AとBのどっちを目ざすのか?
教師 生徒
A 知識を 教える 教えられる
spoon feeding → → → → → → → →
B まなび方を 教える 学ぶ
(卵の外から) 啄 → ← 啐(卵の中から)
・「学ぶ」のは、「本」、「人」、「経験」から
・「学びたい」のは、「必要感(知りたい、使いたい、
できるようになりたい)」があるから。
<補足 はじまり(安達)>
卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出ようとする時、卵の
殻を内側から雛がコツコツとつつくことを「啐」といいます。
ちょうどその時、親鳥も外から殻をつつく。
親や師は、そっと「啄」によって殻を破る手助けをしてあげなけ
ればならないのです。
<補足 おわり(安達)>
外発的動機付け(テスト、賞罰など)だけでは、長続き
しない。
16 学力の公式から学ぶこと
学力=4つの要素が必要
1「素質」
2「やる気」
3「環境(学校・家庭)=人」
4「素直さ」
「環境」と「素直さ」が自律的学習者を育てる大きな
要素となる。
17 指導者の仕事とは?
「素直さ」を引き出すのは、「説得」ではなく、「納得」
教師は・・・
1 考える「場面」と「時間」を与える
2 何のためなのか、「目的」を最初に伝える
3 指導者が「何を求めているか」を知らせる
4 「自主性」を重んじる(自己決定させる)
5 相手を「適切に評価」する
18 「負荷」をかけること
(1)時間を大ざっぱに与えず、やや短めに設定して
「延長請求権」を与える。「じゃ、あと2分」で、気
持ちをシフトできる。
(2)ペア学習において、「ぺアでチャレンジ(テスト
の合計点数)」を設定し、自己申告させる。
ペアで学習計画表を作り、それに基づいて進める。
(3)複数の内容(ゴールは同じ)から(自己決定)
できるようにして「自己責任」を持たせる。
19 自律的学習者を育てるコツは、「創造的な活動」
「自己決定の場面」を仕組むこと
(1)創造的な活動は、「自己責任」(自分が理解でき
ないと作れない状況)と「学ぶ必然性」が生まれやすい。
(2)創造的な活動は、一人一人の「こだわり」を生み
やすい。
(3)創造的な活動は、できるようになってくると、取
り組んでいて「楽しい」と感じるようになる。
(分かる授業で終わらずに、必ず「できる」状態にまで
高めるのがコツ)
(4)創造的な活動では、よいモデルから自然に「模倣」
する。
20 目的と目標は違う!
目的(何のために)からスタートすると、want(したい!)
が生まれ、、「夢」や「希望」を持つようになります。
一方、目標(マニフェストや終わらせること)からスタート
すると、must(強いる教育)が生まれます。すると、させら
れているいう考えや閉塞感しか出てきません。
教師が、ていねいに教材研究を行い、(テキストを読み込み)、
これで驚かせたい!」「これで考えさせたい!」といった
こだわりが生まれると、授業デザイン(布石、ゆさぶり、
落としどころ)が見えてくるようになります。
教科書という素材を「教材」に変身させることができるよ
うになります。そのとき、「授業」が変わります。
みるみる教職員の意識が、そして、「学校」が変わってい
きます。
講演は以上でした。
お疲れ様でした。
平成24年度は、すぐ、そこに迫りました。
船出の準備をしておきましょう!
まずは、新しい教科書とにらめっこ。
ただし、意気込みすぎると、頭と心がオーバーヒートします。
早めに、そして、少しずつ・・・。
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プロフィール
HN:
あんときのワタリ
年齢:
67
HP:
性別:
男性
誕生日:
1957/06/08
職業:
函館市立西中学校 校長
趣味:
スノボ 水泳 カラオケ
自己紹介:
平成22年度4月から函館市中学校英語教育研究会会長に就任いたしました。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
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